VJ seminar2015 |01| VJ の始め方

VJセミナーをApple Store銀座で開催したのが2011年。
それから4年が経ち、機材環境もだいぶ変わってきたので、そろそろ内容を更新しようと思い、不定期で更新していこうと思います。

そもそもVJを始めるには何をしたら良いのか?

という点に関しては、相変わらず各人自力で頑張りましょうという状態で、まとまったサイトが無いのが現状です。
やはり、そもそもVJをやりたいという人口が少ないのだと思います。

幸いな事に、最近は優秀なソフトがいっぱいあるので、始めるハードル自体は非常に低いです。
基本的には

・最近のラップトップ
・VJアプリ
・素材いっぱい
・スキャンコンバーター
・適度なプロジェクター

があれば、どうにかなります。

ラップトップ


MACユーザーの場合は、MacBookAir2012年モデル以降ぐらいのスペックがあればあまり問題ありません。
windowsの場合は、core i3(第四世代)以降ぐらいがおすすめです。格安windowsはたまに物凄く低スぺくなCPUを使っているので、都度CPUやメモリー、グラフィックボードの構成を確認しましょう
Surface Pro2 以降ぐらいのスペックがあれば、ある程度どうにかなります。

VJアプリ


おすすめどころとしては、GrandVJです。


GrandVJは、元々ArkaosMIDIという名前で売っていたソフトだけあり、MIDIとの連動が非常にスムーズです。MIDIマッピングの仕方はAbleton LIVEとほとんど同じなので、DJさんやバンドマンがVJをやってみたいと思った時に非常にすんなり入れます。
また、非常に地味な機能ですが、映像素材のスクラッチもできます。
実写系の素材でないとスクラッチしてる感があまり出ないので使いどころが難しいですが、NumarkのMixtrackなどの機材と組み合わせると、それっぽくなります。

また、ソフトが8レイヤー、バンク方式で構成されているので、AKAI APC40との相性は抜群です。
APC40はもともとAbleton用のコントローラーですが、まるでGrandVJの為に作ったかのようにピッタリはまります。


なお、細かくカスタマイズをしたいという人の場合、Module8やResolumeがおすすめです。

http://www.modul8.ch/
https://resolume.com/



値段が手ごろな割にカスタムしやすいので、VDMXも人気です。
 https://vidvox.net/


ただし、module8はMAC専用なので、windowsユーザーの場合、実質GrandVJかResolumeの二択となります。




また、プログラミングを中心にやりたい人の場合、Touch Designerやvvvv,quartz composer、processingなどがオンラインアーカイブも充実しています。
しかし、プログラミング系VJは非常に奥が深いので、もともとプログラマー気質がある人以外はお勧めしません。

   

どのアプリも無料体験版があるので、まずはアプリをダウンロードして実際にいじくってみるとふんいきがつかめると思います。
そして、実際にやってみるとすぐに気づきますが、VJにとって大事なのは、アプリがどうこうというよりも

・どうやって素材を作る、集めるのか
・どうやって投影するか

の二つになります。
始めるだけだったら簡単だけど、人の記憶に残る存在になりたかったら道のりが長いという意味では、VJもDJと近くなってきたのだと思います。
そう、始めてからが長いのです。
なので、流れに身を任して気長にやるのが一番です。

1 comment:

  1. That is interesting, and if you are interested in VJ loops I think that this one would be interesting to you - https://limeartgroup.com/

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